旅と写真と物語と

"かわいい"だけの旅じゃ物足りない。世界史知識、美術史知識ゼロからのできるだけ楽しく、世界をもっと学ぶための記録(になる予定)

コンスタンティノープルだった頃のイスタンブールに行きたくなる本

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            アテネで見かけたギリシャ正教

東ローマ帝国西ローマ帝国っていう言葉は聞いたことがあっても,東ローマ帝国の首都がコンスタンティノープルっていうことを知らず。

しかもイスラム世界のイメージが強いイスタンブールの前身がギリシャ正教の中心コンスタンティノープルだなんて,全く知らなかった日本史専攻,世界史不足の私ですが。

 

塩野七海さんのヴェネツィア物語を読んだ中で,ちょくちょく出てきたコンスタンティノープルとトルコの脅威。

ヴェネツィア物語を読んでいる途中から,次は“コンスタンティノープルだ!!”って決めていました。で,読了したので,ご紹介。

 

コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)

コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)

 

 おもしろかった!比較的薄くて読みやすいし。

若いスルタン・マホメット率いるトルコの数的には圧倒的有利な兵力。

対するは,難攻不落三重の城壁を持つ,かつては地中海沿岸をおさめていたキリスト教ビザンチン帝国の首都コンスタンティノープル

 

三重の城壁vs大砲。

ヴェネツィアジェノバの圧倒的な船団vs陸すらこえていくトルコ船。

キリスト世界vsイスラム世界。

人望厚い49歳の皇帝コンスタンティヌス十一世vs冷酷な21歳のスルタン・マホメット二世。

時に,ヴェネツィア人。時にスルタンの小姓。時に皇帝。時にスルタン。

それぞれの目線から,繰り広げられるコンスタンティノープル攻防。

塩野さんの文章に引きづられ,絵巻を見ているよう。

塩野作品を読むと,ゼヒその場に行ってみたくなる!

図録や写真で確認したくなる!!から不思議。

 

コンスタンティノープル最後の日の前日。

アラーに祈る鬼の踊りのようなトルコ軍。

東のギリシャ正教と西のカトリックの真の合同の実現。

のシーンが印象的でした。

 

ヴェネツィア物語で出てきた,ライバル同士ヴェネツィアジェノバの関係も語られていて,おもしろい。 

 

イスタンブールは気になっていた都市なので,実際に行く前にコンスタンティノープルとしてのイスタンブールを学べてよかった。

最近のトルコ情勢問題がなければ,今すぐにでも,イスタンブール行きのチケットを手配したい衝動にかられています。

 

スルタン・マホメッドのお話はコンスタンティノープル陥落だけにとどまらず,

ロードス島攻防記⇒レパントの海戦の3部作へとつながっていく。

ロードス島攻防記もさっそく買ってしまった。

おそるべし,塩野七海。

 

ギリシャ正教,ギリシャ人というものも気になっていて,ヒントがつかめそうですが,まずは,トルコ3部作に寄り道して。

 

akoko.hatenablog.jp

 

 世界史の答えを知らないだけに,トルコに西洋世界はどう対抗していくのか,

わくわくしながら,読み進めたいと思う。

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 ⇒他,私がはまるきっかけになった塩野七海さん作品はこちら

akoko.hatenablog.jp

 

 

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