読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

旅と写真と物語と

"かわいい"だけの旅じゃ物足りない。世界史知識、美術史知識ゼロからのできるだけ楽しく、世界をもっと学ぶための記録(になる予定)

ヴェネツィアに行く前に読む本③

       f:id:Akoko:20160505213141j:plain

      -飛行機の窓からだんだんと大きくなるヴェネツィアを眺める

更新が随分久しぶりになってしまった。。

 

私が初めてヴェネツィアに行ったのは卒業旅行。

日帰りツアーで、ゴンドラに乗って聖マルコ広場を見て、イカ墨パスタを食べて、ヴェネチアンガラスのお土産を眺めるというThe・観光!!な旅行でした。

 

2回目に行ったのは、去年の秋。

飛行機からヴェネツィアを眺め、自分の足で町を迷いながら歩き、本土のホテルから列車で島に渡り、クルーズ船で出航する。かつてヴェネツィアが統治していたコルフ島などアドリア海エーゲ海を船で回りながら、またヴェネツィアに戻るという旅行をしました。

 

2回目のヴェネツィア旅行で思ったことが

・なぜ、こんな住みにくい場所にこんなに素晴らしい町を作ったのか?

(個人で旅行してスーツケースを運ぶのに苦しんだり、物価の高さに苦い思いをした)

・あんなに小さな国がアドリア海の国を本当に統治していたのか?

(小さなヴェネツィアが海をはさんだ国を統治していたというのが想像できなかった)

ということでした。

 

そんな疑問を解決してくれたのが、

「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 上」

塩野七生

 

上下巻となりますが、

上巻の目次は下記のとおり

第一話 ヴェネツィア誕生

第二話 海へ!

第三話 第四次十字軍

第四話 ヴェニスの商人

第五話 政治の技術 

第六話 ライヴァル、ジェノヴァ

第七話 ヴェネツィアの女

 

おもしろくて一気に読んでしまった。

ヴェネツィアに対するイメージがガラっと変わる。

上巻を読むと、なぜ、こんな潟の地域に国を作ったのか、リアルなヴェニスの商人はどんな人々だったのか、こんな小さな国がどのように発展して、どのようにアドリア海を統治したのかわかります。

さらに、どんな人々も商売するチャンスがあり、無駄な権力の闘争を排除したヴェネツィアの効率的な国の運営に驚きます。

 

で、さらに読めば読むほど、疑問に思うのはどうしてこんな効率的な国が今日のような観光都市になってしまったのか、ということ。

たぶん、下巻に描かれているんだろうな。。。

旅行の予習にも、復習にもおすすめな1冊です。