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旅と写真と物語と

"かわいい"だけの旅じゃ物足りない。世界史知識、美術史知識ゼロからのできるだけ楽しく、世界をもっと学ぶための記録(になる予定)

NYに行く前に読む本②

NY

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 -2009年にNYに行った際のグランド・ゼロ

 今では、1ワールドトレードセンターとして新しいビルが再建されているようです。

 

パリやベルギーで発生したテロ。

ヨーロッパはまだまだ行きたい場所がたくさんあるのですが、最近のテロ事件が怖くて、旅行を躊躇してしまいます。

テロといって衝撃的だったのは、2001年ニューヨークの9.11

当時、中学生だった私にとって、ニュースで流れる映画のような光景がどこか戦争中の国のものではなく、アメリカで発生したということにショックをうけました。

 

今、改めてアメリカ同時多発テロについて考えてみたくて読んだのが、

「倒壊する巨塔 アルカイダと「9.11」への道」

-ローレンス・ライト

です。

 

“関連知識ゼロからできるだけ楽しく、できるだけ簡単に”がモットーな私にとって、この本は難解だった。

アイマン・ザワヒリ、アブー・ハマス、サイイド・クトゥブ・・・聞きなれない、カタカナの大量の登場人物。

アミール(指導者)、ウラマー(イスラム法学者)、ファトワー(イスラム法学者による見解)などのイスラム教用語。

砂漠の民から、石油のおかげで一部の人間だけが桁違いな富を独占するサウジアラビアソ連のアフガン侵攻。敵(ソ連)無き後の、アフガン・ジハードの同盟国だったはずのアメリカへの敵意・・・といった複雑なムスリム世界の情勢。

 

話は、1948年に遡り、「イスラム原理主義」の源流の思想を唱えたクトゥブがまだそんな思想を微塵も持っていなかったアメリカ留学の頃から始まります。

10章にわたり、364ページからなる上巻が終わっても、まだ1995年です。

それくらい内容が濃い!!!

もう1回読み直さないと、理解できないな。。。

 

印象的だったのは、ウサマ・ビンラディンも、イスラム原理主義のクトゥブも始めから、「過激派」だったわけではないこと。

個人や組織、イスラム教の解釈。様々なものが少しづつ変化していくこと。

 

これだけ複雑に出来上がっていくものだから、

「悪いテロリストをやっつけたぞ!よし、平和だ」なんて単純なものではないのでしょう。

 

彼らの敵は何か?

彼らが作ろうとしている世界は何を目指すのか?

”脅威にさらされたムスリムの土地を守るため、世界のどこへでも部隊を展開できるイスラム聖戦士”アルカイダがどこへ向かっていくのか。

 

読むのがハードな本だけど、下巻もゼヒ読んでみたい。 

 

倒壊する巨塔〈上〉―アルカイダと「9・11」への道

倒壊する巨塔〈上〉―アルカイダと「9・11」への道